フォーラム,盛会裏に終了しました!
今年のフォーラムでは,新型のタイプライター「ルミネックス」に注目が集まりました。ボディは軽く・薄く,液晶は美しく・大きく,タッチは更に細かく・簡単に調整できるとのことで,期待は高まるばかりです。
町村泰貴教授からは,司法のIT化についてお話を伺いました。国によって,IT化がそれぞれの経過をたどっていることなどをお聞きし,視界が広がるような思いがしました。町村先生の講演には,反訳画面を映し出す形式でリアルタイム字幕をつけました。
WW社からは,放送字幕入力コンテスト(「速記の日」記念イベント)について報告がありました。大変なプレッシャーだったと思います。2位という素晴らしい成績をおさめたとのことです。
はやとくんの仕様等についての実務的な検討もしっかり行いました。
来年は,はやとくんにとって,飛躍の年になりそうです。
はやとくんフォーラム2017(12月16日 浅草セントラルホテル)まとめ
約60名が参加しました。
初めに,遠藤会長が,はやとくん誕生に至る歴史的背景について講演されました。これからの展望については,かな漢字変換方式から,ビッグデータを利用する方向に進んでいくようになるだろう,と,お話しされました。
次に,居崎史郎さんから,テレビ字幕の歴史について伺いました。01年にニュース番組の全編生字幕を実現し,02年に放送文化基金賞を受賞された際,現場が熱く沸いたエピソードなどをお聞かせいただきました。
井上美弥子さんからは,インテルステノを中心に,各国の速記者,記録作成者について,お話を伺いました。競技会に,中国,韓国からの参加者が増えていること,実務研究会で,SNS時代における整文や議事録の在り方などが話題になっていることなどが紹介されました。
「情景描写」や「場内の状況」についての反訳処理が,各国で全く異なっているというお話をお聞きし,会場からは驚きの声が上がりました。
会員用ダウンロードに,今週末開催のはやとくんフォーラム2017の資料をアップロードしました。
今年は電子速記研究会発足20周年記念です。
どうぞご活用ください。
12月17日,18日,浅草セントラルホテルにおいて,「はやとくんフォーラム2016」が開催されました。
会議室の中を人がすれ違うのに苦労するほどの盛況ぶりでした。
開会宣言の前に,小西事務局長を中心としたはやとダンサーズが遠藤会長の傘寿をお祝いするフラダンスを披露し,華やかなオープニングとなりました。
ゲスト講師として氏原基余司さんをお迎えし,新常用漢字の選定をテーマにした講演をお聞きしました。
どの表記を選択するのか,その選択の根拠はどこにあるのか,日々悩んでいる私たちが一番知りたいことに,氏原先生が答えてくださいました。
「蚕」の旧字体がアスキーアートで多用された結果,出現順位31位にランキングされたことなど,大変面白いお話も伺いました。
氏原先生,ありがとうございました。
どのコーナーでも,予定時間を過ぎても討議や質問が終わらず,熱気あふれるフォーラムでした。
今年もはやとくんフォーラムが開催されます。
どしどしご参加お待ちしております。
~日程~
◇12月17日(土) はやとくんフォーラム
13:00~13:20 開会式
13:20~14:10 「二重読み符号とカナデータの出力について」
14:10~14:50 「秀丸の使い方とマクロの活用について」
14:50~15:30 「はやとくん辞書について等」
15:40~16:40 「新常用漢字の選定について」
16:40~17:00 質問・発表コーナー&閉会
18:00~21:00 懇親会