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2014年12月22日(月曜日)

はやとくんフォーラム2014の報告

カテゴリー: - tsukasa @ 21時54分10秒

はやとくんフォーラム2014が開催されました。
簡単にどんな内容だったかをご紹介いたします。

1日目

●異体字セレクター
Windows8で使用できるようになった異体字セレクターについて解説を伺いました。
フォントによって字体が違っていることを「外字」的に利用する(置換も可能です)
裏技も紹介されました。

●はやとハイスクールについて
音声を聞きながら練習ができ,練習用データも自作可能です。初心者のみならず,習
熟者のスキルアップにも役立ちます。正しい符号を打つと,次の符号へ進みます。同
じ符号を3回間違うと,赤字で正解が表示される仕様です。

●リアルタイムで表記をコントロールしよう!
変換精度を上げるための様々な技を学びました。辞書セットに組み込む辞書は10を
超える場合もあるということです。出てほしくない登録をわざと下順位でセットに組
み込む「ダミー登録」など,驚きの技も紹介されました。

●ディアマンテ(ウェーブ)の使用方法
どうしても思い切ってできなかった「傾き調整」を,初めて見ることができました。
打鍵分析の画面には視線が釘付けになりました。自分のどの指が力が弱いか,画像で
一目瞭然です。ディアマンテでは,ユーザーごとにキーの打ち方の癖を登録すること
もできるそうです。ディアマンテのBluetooth接続も実演されました。ワイヤレスで
すっきりと接続でき,20メートルくらい離しても,部屋の外へ持ち出しても,接続
は維持されました。Bluetooth接続は1対1接続なので,安全性も高いとのことで
す。ユーザーから,ディアマンテ,ウェーブのタッチがとても良いという声がたくさ
ん上がりました。

●速タイプ型外付けキーボードの紹介
ワードワープ社より,USB接続速タイプ型外付けキーボードの試作品が紹介されま
した。市販のキーキャップの上に速タイプ型のキートップを取り付けたもので,ファ
ンクションキー,数字キー,変換キーもあり,一般的なパソコンのキーボードと同じ
機能を持っています。現在,おおむね片手略語くらいまでは処理が進んでいるとのこ
とです。これからがとても楽しみです。

2日目

●日本語変換ソフトについて
大きく変化しつつある,日本語変換や解析の仕組みなどについて勉強しました。
膨大な情報の中から似ている文例を選出する「コーパス」という仕組みが使われ始め
ていて,
辞書も,インターネットから自動的に収集,機械的に生成されるのだそうです。

●WXGのWINDOWS8/64bitパソコンへのインストールの仕方は、別項に掲載済みですが、改訂版を近々掲載する予定です。

●開発者会議も、別項で掲載予定です。


2014年10月7日(火曜日)

Windows8(32bit)+はやとくんの動作確認情報

Windows8(32bit)+はやとくんの動作確認情報

管理者権限でインストール・使用することを前提に動作確認しました。

WXGはCDから普通にインストールできます。WXGインストール中にNTVDMというアプリケーションがインストールされるので,ネット接続必須です。
NTVDMというのは,16bit版アプリケーションを動かすためにMicrosoftが配布している補助ツールだそうです。WXGはどこかで16bitアプリを使っているのかもしれませんが,未確認です。

1.Windows8で,反訳はやとがちゃんと動作しました。
 Fugoファイルを直接開いた後,一括反訳しました。
 かなり遅いですが,中身は普通に反訳されています。

2.リアルタイムはやとでもちゃんと動作しました。
・DiamanteをBluetooth接続した場合
パソコンにつなぎ.COM番号の設定をして,ひとりリアルで10分程度の試し打ちをしましたが,普通に反訳できました。

・DiamanteをUSB接続した場合
パソコンにDiamanteのドライバをインストールをして,パソコンにつなぎ,ひとりリアルでCOM番号の設定をして,Diawaveモードにすると,ちゃんと動きました。

反訳はやとの速度について,同じ50分ほどのFUGOの一括反訳を,Windows7と比べてみました。

Win7機=22分
スペック
Asus EeePC T91MT
CPU Atom Z520 1.33GHz
RAM 2GB
OS Win7 Home

Win8機=34分
スペック
富士通ARROWSTAB FARQ55J
CPU Atom Z2760 1.8GHz
RAM 2GB
OS Win8.1

一括反訳がWin7機の1.5倍ぐらいくらい掛かる結果になりました。
この速度なら,ひとりリアルでの反訳はリアルタイムでできますね。


Windows8.1/64bitパソコン-ひとりリアルの動作確認状況

Windows8.1/64bitパソコン-ひとりリアルの動作確認状況

さて,Windows8.1/64bitパソコンにWXGのインストールができたら,次はひとりリアルの動作確認です。

手持ちの機器は,
Stentura Fusion
Diamante/Bluetooth接続キット
です。
FusionとDiamanteの有線接続,DiamanteのBluetooth接続を試した結果,どれも問題なくひとりリアルが動作しました。

【Stentura Fusion】
 市販のUSBシリアル変換ケーブルが必要です。今回はBSUSRC06(iBuffalo)で試しました。Win7(32bit/64bit)対応をうたっていますが,Win8でも動きました。
 USBシリアル変換ケーブルのドライバを付属のマニュアル通りにインストールしたら,あとは今までと同じやり方でOKです。デバイスマネージャーでCOM番号を確認して,ひとりリアルで設定してください。

【Ditamante-有線接続】
 今までと同じやり方でOKです。
 付属のCD-ROM(Diamante Wave Utilities&Tutorial CD V3.6)をインストールして,接続してください。
 デバイスマネージャーでCOM番号を確認して,ひとりリアルで設定してください。
 
【Diamante-Bluetooth接続】
 今までと同じやり方でOKです。
 Bluetooth接続キット付属のBlueSoleilを英語版でインストールして,USBにBluetooth接続キットを接続して,ペアリングの設定をしてください。

やはり,Windows8-64bitではやとくんを使うとなると,ネックになるのはWXGのインストールのようです。逆に言えば,ここだけクリアできれば,あとはなんとかなりそうです。

 


2013年1月1日(火曜日)

はやとくんフォーラム2012報告

カテゴリー: - tsukasa @ 10時10分19秒


フォーラムのはじめに、今年9月に急逝された千早瑞穂子さんのスライドが映されました。
千早さんは,1998年頃から,ステノグラフ社との橋渡し役を担ってくださり,
私たちはたくさんのサポートと助言をいただきました。
日本語版ステンチュラが誕生したのも,千早さんのお力添えがあったからこそです。
千早さん,長い間,本当にありがとうございました。

参加者の関心を最も集めたのは,ステノグラフ社の電子速記タイプライター「WAVE」と「Diamante」です。
既に購入を決めた方もあるので,来年は法廷でも活躍するかもしれません。
ステノグラフ社のプロモーションビデオでは,電子速記タイプライターとタブレットPCをワイヤレスで接続している様子なども紹介されました。

遠藤会長からは,はやとくんの開発状況などについてお話をお聞きしました。
矢倉講師からは,新設はやとくんスイッチについての解説,布施講師からは,辞書の整備方法・意味品詞・係り受けなどについて
説明をお聞きしました。スクリーンに映っているはやとくんの反訳画面は,背景色が薄い緑色に変更されており,
変換作業中の文字列が見やすくなっています。これも追加された機能です。

by まなび


2012年4月9日(月曜日)

Vistaのトラブルとサポートについて 辞書会議資料 2011.4.11

カテゴリー: - tsukasa @ 14時56分13秒

           Vistaのトラブルとサポートについて 辞書会議資料 2011.4.11

 Windows Vistaでは,ユーザーアカウント制御(User Account Control。以下UAC)という概念/機能が導入されました。 UACはWindows Vista出荷時にデフォルトで有効となっていて,管理者ユーザーとしてログオンしていても,次のような状態になります。
・管理者ユーザーとしてログオンしても,一般ユーザー以下の権限しかない。
・システム全体に影響を及ぼす操作を行うには,その都度,ダイアログ・ボックスで明示的に許可しなければならない。
・別のユーザーでログオンするわけではなく,同じユーザーでありながら,許可したときだけ権限が昇格する。

 UACの目的は,セキュリティ的に弱かったWindowsを頑強にしたいという思いで考え出されてものだと思いますが,大事なファイルを直接ユーザーには変更されないように,仮想化フォルダ(VirtualStore)を作って守ろうとしてきます。
VirtualStoreとは?どんな事が起こるのか?対応策(解決策)などを以下に紹介したいと思います。

1.仮想化フォルダ(VirtualStore)とは?


VirtualStoreとは,アプリケーション(ソフトウェア/プログラム)からWindowsシステムフォルダに
ファイル作成(上書き保存)しようとすると,実際は別のフォルダに出力されるという機能です。
アプリケーションが意識していない場所(VirtualStore)に勝手に出力されてしまいます。
※WindowsシステムフォルダとはC:WindowsやC:Program Filesを意味しています。

OS(Windows)が勝手に仮想化フォルダ(VirtualStore)にファイル出力してしまう条件は,
そのアプリケーションが[管理者として実行]されていない時(セキュリティ権限が弱い時)です。
怪しいアプリケーションに大事なシステムフォルダを触らせたくないという事だと思います。

2.仮想化フォルダ(VirtualStore)によって発生するトラブル(問題)

仮想化フォルダ(VirtualStore)が有効な時に,次のようなトラブル(問題)が発生する事があります。

①はやとくんでのトラブル
 辞書やiniファイルをコピーしようとすると,うまく行かないことがあります。
 例えば,「はやとくん」の環境を移すなら,C:Program FilesHayatoStenHlWに,Stenhlw.iniというファイルをコピーすればよいだけですが,Vistaでは勝手にC:Users****(ユーザー名)AppDataLocalVirtualStoreProgram FilesHayatoStenHlWというフォルダができていて,そちらのStenhlw.iniを読み込んできます。
辞書も同様で,勝手にVirtualStoreを作ってそちらにコピーして,そちらのものを使っているようです。
辞書を書き換えると,C:Users****AppDataLocalVirtualStoreProgram FilesAisoftWXGDICの辞書が書き換わりますが,元辞書のC:Program FilesAisoftWXGDICの中のファイルは書き換わらないので,分からず使っている人は混乱します。
登録した単語が辞書にない,辞書の日付がおかしい,環境設定を変えたのに保存されない,置換データを変更したのに保存されていないなどのトラブルが起こります。
はやとくんで作成したはずの記録が見つからないという場合も,VirtualStoreの中に保存されていますが,パソコンに詳しくない人が探すのは困難です。

②WindowsXPで動いていたアプリケーションがWindows7(Vista)で動かない
WindowsXPで動いていたアプリケーションがWindows7(Vista)では動かない事があります。
その原因が仮想化フォルダ(VirtualStore)である場合は,そのアプリケーションを[管理者として実行]するか,Windowsシステムフォルダ(C:WindowsやC:Program Files)以外の場所で実行する事で,VirtualStoreの影響を受けず正常動作する事があります。

③[管理者として実行]した時と[管理者として実行]しない時でファイル入出力のPATHが異なる[管理者として実行]されていないアプリケーションは仮想化フォルダ(VirtualStore)が使用されますが,[管理者として実行]されているアプリケーションは仮想化フォルダ(VirtualStore)が使用されません。
つまり,管理者であるかどうかによってファイル入出力のPATHが異なる事になり,アプリケーションの実行ユーザや実行方法によりファイル不整合が発生する事があります。

④ファイル出力エラーになるファイル拡張子がある
仮想化フォルダ(VirtualStore)には,拡張子が[.bat]や[.exe]のファイルが作成出来ません。
(未確認ですが拡張子が[.sys]や[.dll]のファイルも同様だと思います)
これらの拡張子のファイルを出力すると[アクセスが拒否されました]というメッセージのエラー(例外)が発生します。

⑤アプリケーションをアップグレードすると動かない
古いバージョンのアプリケーションをアンインストールして,新しいバージョンのアプリケーションをインストールしても,仮想化フォルダ(VirtualStore)には古いバージョンのデータが残っていて,新しいバージョンのアプリケーションが動かない事があります。
新しいバージョンのアプリケーションを起動する前に,古いバージョンのデータを手動で削除する等の対応が必要です。

3.対策

仮想化フォルダ(VirtualStore)を無効にする
VirtualStore関係のトラブル(問題)を避ける一番簡単な方法はVirtualStoreを無効にする事です。
仮想化フォルダ(VirtualStore)を無効にするために,次のような方法を取っています。

(1)対象のアプリケーションを[管理者として実行]する。
 マネージャ権限で起動しているとき,HAYATOやWXGのフォルダの読み取り専用のチェックを外したり,フルコントロールの設定をします。
  それ以外は,こちらの方法があります。
  (方法1)実行するEXEファイルをマウス右クリックして[管理者として実行する]を選択する。
  (方法2)実行するEXEファイルをマウス右クリックで[プロパティ]を表示し,
      [互換性]の[特権レベル]の[管理者としてこのプログラムを実行する]をチェックする。

(2)UAC(ユーザーアカウント制御)を無効にする。(個人のPCの場合はこちらも有効です。)
  (Windows7の場合)
  [スタート]→[コントロールパネル]→[ユーザーアカウントと家族のための安全設定]→
  [ユーザーアカウント]→[ユーザーアカウント制御設定の変更]を[通知しない]まで下げる。

  (WindowsVistaの場合)
  [ユーザーアカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立たせる]のチェックを外す。

(3) Windowsシステムフォルダ内にプログラムを置かない。
C:WindowsやC:Program Filesの下ではなく,C:HAYATOやC:WXGの設定に変更しました。


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