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2012年4月9日(月曜日)

Vistaのトラブルとサポートについて 辞書会議資料 2011.4.11

カテゴリー: - tsukasa @ 14時56分13秒

           Vistaのトラブルとサポートについて 辞書会議資料 2011.4.11

 Windows Vistaでは,ユーザーアカウント制御(User Account Control。以下UAC)という概念/機能が導入されました。 UACはWindows Vista出荷時にデフォルトで有効となっていて,管理者ユーザーとしてログオンしていても,次のような状態になります。
・管理者ユーザーとしてログオンしても,一般ユーザー以下の権限しかない。
・システム全体に影響を及ぼす操作を行うには,その都度,ダイアログ・ボックスで明示的に許可しなければならない。
・別のユーザーでログオンするわけではなく,同じユーザーでありながら,許可したときだけ権限が昇格する。

 UACの目的は,セキュリティ的に弱かったWindowsを頑強にしたいという思いで考え出されてものだと思いますが,大事なファイルを直接ユーザーには変更されないように,仮想化フォルダ(VirtualStore)を作って守ろうとしてきます。
VirtualStoreとは?どんな事が起こるのか?対応策(解決策)などを以下に紹介したいと思います。

1.仮想化フォルダ(VirtualStore)とは?


VirtualStoreとは,アプリケーション(ソフトウェア/プログラム)からWindowsシステムフォルダに
ファイル作成(上書き保存)しようとすると,実際は別のフォルダに出力されるという機能です。
アプリケーションが意識していない場所(VirtualStore)に勝手に出力されてしまいます。
※WindowsシステムフォルダとはC:WindowsやC:Program Filesを意味しています。

OS(Windows)が勝手に仮想化フォルダ(VirtualStore)にファイル出力してしまう条件は,
そのアプリケーションが[管理者として実行]されていない時(セキュリティ権限が弱い時)です。
怪しいアプリケーションに大事なシステムフォルダを触らせたくないという事だと思います。

2.仮想化フォルダ(VirtualStore)によって発生するトラブル(問題)

仮想化フォルダ(VirtualStore)が有効な時に,次のようなトラブル(問題)が発生する事があります。

①はやとくんでのトラブル
 辞書やiniファイルをコピーしようとすると,うまく行かないことがあります。
 例えば,「はやとくん」の環境を移すなら,C:Program FilesHayatoStenHlWに,Stenhlw.iniというファイルをコピーすればよいだけですが,Vistaでは勝手にC:Users****(ユーザー名)AppDataLocalVirtualStoreProgram FilesHayatoStenHlWというフォルダができていて,そちらのStenhlw.iniを読み込んできます。
辞書も同様で,勝手にVirtualStoreを作ってそちらにコピーして,そちらのものを使っているようです。
辞書を書き換えると,C:Users****AppDataLocalVirtualStoreProgram FilesAisoftWXGDICの辞書が書き換わりますが,元辞書のC:Program FilesAisoftWXGDICの中のファイルは書き換わらないので,分からず使っている人は混乱します。
登録した単語が辞書にない,辞書の日付がおかしい,環境設定を変えたのに保存されない,置換データを変更したのに保存されていないなどのトラブルが起こります。
はやとくんで作成したはずの記録が見つからないという場合も,VirtualStoreの中に保存されていますが,パソコンに詳しくない人が探すのは困難です。

②WindowsXPで動いていたアプリケーションがWindows7(Vista)で動かない
WindowsXPで動いていたアプリケーションがWindows7(Vista)では動かない事があります。
その原因が仮想化フォルダ(VirtualStore)である場合は,そのアプリケーションを[管理者として実行]するか,Windowsシステムフォルダ(C:WindowsやC:Program Files)以外の場所で実行する事で,VirtualStoreの影響を受けず正常動作する事があります。

③[管理者として実行]した時と[管理者として実行]しない時でファイル入出力のPATHが異なる[管理者として実行]されていないアプリケーションは仮想化フォルダ(VirtualStore)が使用されますが,[管理者として実行]されているアプリケーションは仮想化フォルダ(VirtualStore)が使用されません。
つまり,管理者であるかどうかによってファイル入出力のPATHが異なる事になり,アプリケーションの実行ユーザや実行方法によりファイル不整合が発生する事があります。

④ファイル出力エラーになるファイル拡張子がある
仮想化フォルダ(VirtualStore)には,拡張子が[.bat]や[.exe]のファイルが作成出来ません。
(未確認ですが拡張子が[.sys]や[.dll]のファイルも同様だと思います)
これらの拡張子のファイルを出力すると[アクセスが拒否されました]というメッセージのエラー(例外)が発生します。

⑤アプリケーションをアップグレードすると動かない
古いバージョンのアプリケーションをアンインストールして,新しいバージョンのアプリケーションをインストールしても,仮想化フォルダ(VirtualStore)には古いバージョンのデータが残っていて,新しいバージョンのアプリケーションが動かない事があります。
新しいバージョンのアプリケーションを起動する前に,古いバージョンのデータを手動で削除する等の対応が必要です。

3.対策

仮想化フォルダ(VirtualStore)を無効にする
VirtualStore関係のトラブル(問題)を避ける一番簡単な方法はVirtualStoreを無効にする事です。
仮想化フォルダ(VirtualStore)を無効にするために,次のような方法を取っています。

(1)対象のアプリケーションを[管理者として実行]する。
 マネージャ権限で起動しているとき,HAYATOやWXGのフォルダの読み取り専用のチェックを外したり,フルコントロールの設定をします。
  それ以外は,こちらの方法があります。
  (方法1)実行するEXEファイルをマウス右クリックして[管理者として実行する]を選択する。
  (方法2)実行するEXEファイルをマウス右クリックで[プロパティ]を表示し,
      [互換性]の[特権レベル]の[管理者としてこのプログラムを実行する]をチェックする。

(2)UAC(ユーザーアカウント制御)を無効にする。(個人のPCの場合はこちらも有効です。)
  (Windows7の場合)
  [スタート]→[コントロールパネル]→[ユーザーアカウントと家族のための安全設定]→
  [ユーザーアカウント]→[ユーザーアカウント制御設定の変更]を[通知しない]まで下げる。

  (WindowsVistaの場合)
  [ユーザーアカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立たせる]のチェックを外す。

(3) Windowsシステムフォルダ内にプログラムを置かない。
C:WindowsやC:Program Filesの下ではなく,C:HAYATOやC:WXGの設定に変更しました。


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