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日本語版ステンチュラの誕生まで
日本語版ステンチュラの製造・輸入が実現するまで
「はやとくん」揺籃期
「はやとくん」は1995年頃に誕生しました。その頃には、アナログの日本タイプに外付けのスイッチを取り付けて、デジタル信号をパソコンに送っていました。
(「入力機の変遷」も御覧ください)
アメリカ視察旅行とステノグラフ社訪問
故石渡照代氏(裁判所速記部14期)が、米国への視察旅行を3度企画し、累計29名が参加しました。1997年3月、1998年1月と8月に、カリフォルニア州、イリノイ州、ウィスコンシン州を訪れました。
3度目のシカゴツアーには、「はやとくん」開発者の遠藤基資氏(裁判所速記部7期)も参加して、電子速記タイプライター製造大手であるステノグラフ社を訪問しました。このとき、ステノグラフ社と遠藤氏の間で技術公開の提携が行われました。
幻の試作機?
ステノグラフ社訪問時、日本語キー配列の電子速記タイプライター(ステンチュラ6000LX)の試作機1台を貸与されました。実は、この試作機は、1993年頃にステノグラフ社がNECを通して最高裁に売り込みを掛けた際に製作したものでした。最高裁は、これに興味を示さなかったとのことです。
ついに、ステンチュラ輸入開始!
1999年にステンチュラ17台の輸入が実現しました。米国と日本ではキーの形状が違うため、ステノグラフ社は、キー部分を、当時速記タイプを製造していた日本タイプ社から購入しました。
2000年3月17日には、ステノグラフ社のジョン・ウエンクラウスキー社長が最高裁を訪問しています。
2001年には、2回目、75台の注文があり、キー部分もステノグラフ社製となり、以後、1台のオーダーから製造が可能になりました。
2002年には、3回目、119台のステンチュラを輸入しました。
後継機種
2007年、ステノグラフ社から後継機種のフュージョンが発売されました。日本語版フュージョンを、2007年は20台、2009年は21台、2011年は10台、2012年は2台、を輸入しました。
2012年にはディアマンテとウェーブが発売され、日本語版のディアマンテ13台、ウェーブ11台を輸入しました。